HYROX SkiErg(スキーエルゴ)のダンパー設定は?競技中に変更できる?
HYROXの最初のワークアウトステーションは、1,000mのSkiErg(スキーエルゴ)です。
競技で気になるのが、
- ダンパーは何番に設定されている?
- 自分で変更していい?
- 1,000mを始めた後でも変更できる?
- ダンパー6のまま使うべき?
という点です。
結論からいうと、現行のHYROX公式ルールではSkiErgのダンパーは「6」に設定されていますが、選手自身で変更できます。さらに、競技中でも何度でも変更可能です。
つまり、ダンパー6で1,000mを漕ぎ切る必要はありません。
HYROXのSkiErgはダンパー6に設定されている

HYROXではSkiErgのダンパーが、スタート時に6へ設定されています。
| 項目 | HYROXのルール |
|---|---|
| SkiErgの距離 | 1,000m |
| 初期ダンパー設定 | 6 |
| 選手による変更 | 可能 |
| 競技中の変更 | 可能 |
| 変更回数 | 何度でも可能 |
OPENやPROなどカテゴリーごとに異なる数字へ設定されているわけではなく、現行ルールでは全Divisionが基本的に6です。
ただし、これは「ダンパー6で競技しなければならない」という意味ではありません。
HYROXのSkiErgは競技中でもダンパーを変更できる
HYROXでは、SkiErgを開始した後でもダンパー設定を変更できます。
たとえば、
スタート:6
↓
200m:5へ変更
↓
600m:4へ変更
といった使い方もルール上は可能です。
さらに変更回数にも制限はなく、必要であれば何度でも変更できます。
「SkiErgをスタートしたらダンパーを変更してはいけない」と思っている人は注意してください。
過去のHYROXでは、スタート後のダンパー変更を認めていないルールが使われていた時期もあります。
現在はルールが変わっており、現行ルールでは競技中の変更も認められています。
Doublesでは誰がダンパーを変更できる?
HYROX Doublesでも、SkiErgのダンパーは初期設定6です。
競技中の変更もできます。
ただしDoublesでは、その時点でSkiErgを行っている選手だけがダンパーを変更できます。
休んでいるパートナーが横からダンパーを操作するというルールではありません。
そのため、
「自分は5、パートナーは7」
など設定を変えて使いたい場合は、選手交代時に競技を行う本人が変更することになります。
Relayでも基本的に、ワークアウトを担当している選手がダンパーを操作します。
ダンパー6は「おすすめ設定」という意味ではない
ここは勘違いしやすいポイントです。
HYROXが初期設定を6にしているからといって、6がすべての選手にとって最速の設定という意味ではありません。
SkiErgのダンパーは1〜10まで調整できます。
数値を高くするとフライホイールへ入る空気量が増え、1回のストロークが重く感じやすくなります。
反対に数値を下げると、軽い感覚で高いストロークレートを維持しやすくなります。
| ダンパー | 特徴 |
|---|---|
| 低め | 軽く回しやすい・高いストロークレートを維持しやすい |
| 中間 | パワーと回転数のバランスを取りやすい |
| 高め | 1ストロークが重くなりやすい・筋力を使いやすい |
Concept2では、SkiErgを始める場合の目安として3〜5程度から試すことを推奨しています。
HYROXの初期設定6は、それより少し高めです。
HYROXではダンパーを何番にするのがおすすめ?

全員に共通する「正解の数字」はありません。
重要なのは、1,000mだけの最速タイムではなく、その後の競技まで考えることです。
HYROXはSkiErgだけの大会ではありません。
SkiErgの後には、
- Sled Push
- Sled Pull
- Burpee Broad Jumps
- Rowing
- Farmers Carry
- Sandbag Lunges
- Wall Balls
と競技が続き、その間には1kmランがあります。
SkiErgで高いダンパー設定を使い、上半身や背中を序盤から使いすぎると、その後の種目に影響する可能性があります。
そのため、まずは練習で、
- ダンパー4
- ダンパー5
- ダンパー6
などを試し、1,000mのタイムだけでなく終了後の疲労感まで比較するのがおすすめです。
ダンパー設定とDrag Factorは同じではない
SkiErgを細かく調整したい場合は、ダンパーの数字だけでなく**Drag Factor(ドラッグファクター)**も確認するとより正確です。
ダンパー6だから、すべてのSkiErgでまったく同じ重さになるわけではありません。
機材の状態、フライホイール内部の汚れ、空気の状態などによって、同じダンパー設定でも感覚が変わる場合があります。
Drag Factorはフライホイールにかかる空気抵抗を数値化したもので、Concept2のPM5から確認できます。
普段からSkiErgを使える環境にいるなら、
「自分はダンパー5」
だけで覚えるより、
「このDrag Factor付近が使いやすい」
というところまで把握しておくと、違うSkiErgを使ったときにも調整しやすくなります。
レース中に何度も変更するメリットはあまりない
ルール上は何度でもダンパーを変更できます。
ただし、変更できることと、何度も変更した方が速いことは別です。
ダンパーを操作している時間はSkiErgを引けません。
1,000mしかないため、
「少し重いから5へ変更」
程度なら意味がありますが、100〜200mごとに設定を触っていると、そのたびにロスが発生します。
基本的には練習段階で自分の設定を決めておき、
SkiErgへ入る→ 必要ならすぐ設定変更→ 1,000mを一定のペースで進める
という方がシンプルです。
SkiErg終了時にも注意
1,000mに到達した瞬間に、そのまま次のランへ向かうわけではありません。
SkiErg終了時は、必要距離を完了したことをジャッジに確認してもらってからステーションを離れます。
距離が不足したまま離れたり、ルールに従わずステーションを離れたりするとペナルティの対象になる可能性があります。
タイムを急ぐ場面でも、モニターとジャッジの確認を忘れないようにしましょう。
まとめ
HYROXのSkiErgについてまとめると、
| 疑問 | 答え |
|---|---|
| 初期設定は? | ダンパー6 |
| 6のまま使う必要がある? | ない |
| 自分で変更できる? | できる |
| 競技開始後も変更できる? | できる |
| 何回変更できる? | 何度でも可能 |
| Doublesは? | 競技中の選手が変更可能 |
最も重要なのは、「HYROXでは6だから、練習でも必ず6」ではないということです。
自分に合う設定は、体格、筋力、ストロークレート、SkiErgの技術によって変わります。
さらにHYROXではSkiErg終了後も7つのワークアウトとランが残っています。
1,000mのSkiErgだけを速くするのではなく、レース全体で疲労を抑えながらタイムを出せるダンパー設定を練習で探しておきましょう。



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